推しと担当について

※所謂担降りブログです

 


私は男女問わず可愛らしいアイドルが好きだ。推している女子ドルは大体目が丸くて大きく、女の子らしい雰囲気を纏う子ばかりである。私自身は、細くて小さいかつ離れている目にコンプレックスを抱えて今の今まで生きており、彼女らに自分には無いものを求めているのだと思う。そして自らは大した努力をせずに、彼女らの“可愛い”を摂取する事で心を満たしている節がある。神山くんや、神山くん以外にも最近陰ながら応援している大橋和也くんと大西流星くんにも同じ事が言える。彼ら3人の“可愛い”部分を摂取し、自分では満たせない“可愛い”タンクを満タンにしようとしている。可愛くなりたけどなれない(なろうという努力を怠っている)もどかしさを、アイドルの“可愛い”を摂取することで和らげているのだ。また、可愛い人達が、自分が可愛いという事実を受け入れ、惜しみなく可愛いを発揮してくれることに嬉しさを感じていたりもする(アイドルになってくれてありがとう的な)。

 


だから、神山くんについては、便宜上ジャニオタ特有の「〇〇担」という担当制度を採っていたけど、自分的には女子ドルを応援しているのと同じ感覚だったので「〇〇推し」という方がしっくりくるなーと常々思っていた。元担の裕翔くんにも似た様なことを感じていたので、私は「ジャニーズであっても可愛い部分にばかり沸くタイプの人間」なんだとも考えていた。過去の私は、“かっこいい”への興味は割と薄かったように思う。

 

 

 

そして2016年夏、私は突如としてジャニーズJr.の岸優太くんにどハマりした。きっかけは、少クラの録画を流し見していて、テレビから流れてくる「Prince Princess」曲そのものを好きになった事だった。初めは岸くんやPrince自体に興味は無くて、とにかくプリプリが好きすぎてずっとリピートしていて。でも何度も見ているうちに、岸くんって王子様みたいだな、かっこいいな(整った顔、足の長さ、手の綺麗さ、カメラアピールの仕方、etc…)と思い始め、気が付けば岸くん関連のNaver〇とめを読み漁っていた。

 


そこから、岸くん初主演連ドラ「お兄さん、ガチャ」を見て、最終話を見終わった頃には無事岸くん沼にズブズブ。でも相変わらず神山くんのことは好きだし、掛け持ちするか?え?どうする私?と自問自答を繰り返し、いやでもそもそもJr.担になるのはちょっと怖い…と尻込みしたりと感情が大忙しで。最終的には、もしかしたら一時的に気持ちが盛り上がっているだけかもしれないと考え始め、Twitterで岸くんの事を呟くのを何となく躊躇し、ツイートを書いては消し、書いては消しを繰り返していた。(なので、フォロワーさんに会うたび、急に岸くんに落ちましたよね??と驚かれることが多い。よく分からない葛藤と戦っていたんです実は…!笑)

 


でも岸くんbotでこの↓エピソードをたまたま目にし、あまりの可愛さに強く心を揺さぶられ次の日にはあっさり掛け持ち宣言していた。過去の経験上、キャパオーバーになるから掛け持ちはもう辞めておこうとぼんやり思っていたのに。でも、オタクとは勢いで生きているもんなんだと自分に言い聞かせた。

 

 

 

岩橋「岸くんの最近はね、寝るときよく『ねえ、トントンして?』って言ってくる。お母さんが子供を寝かすとき、よくトントンってやるでしょ?あれをしてあげないと寝られないの。年上だけど、そういうところは子供みたいでかわいいなあって(笑)」[2013.10P]

 

 


この時点では、例に漏れず岸くんに対してもかわいいかわいいと言いながら応援していくんだろうなと思っていた…んだけど!何故かそうはいかなくて、いつしか「はぁ…岸くんかっこいい…」とため息系オタク(?)になっていた。「岸くんっていじられキャラだよね〜」などというパブリックイメージがあると勝手に思っているが、その実態はリア恋製造マシーンなのである。岸くんはかっこいい。私はそれに気が付いてしまった内の一人となり、もう沼から抜け出せる深さにはおらず、頭からつま先まですっぽり浸かってしまっていた。

 

 

 

岸くんは私の中に新たな人格を突きつけてきた。「好きなジャニーズをかっこいいと思う人格」である。勿論神山くんに対してかっこいいと思うことは今まで幾度もあった。しかしそれは一時的なものであり、ベースとして神山くんに抱いている感情は“可愛い”だった。しかし岸くんは違う。私にとっては常に“かっこいい”がベースの人だったのだ。「おかしい、この私がかっこいいに沸くなんて。絶対におかしい」と混乱するも、岸くんをかっこいいと思う気持ちに変わりはなかった。ジャニーズを女子ドルと同じ様に感じ、応援するスタンスがガラガラと崩れていった。

 

 

そして、神山くんに対する気持ち自体は今までと変わりないが、岸くんの登場により「神山くんはやはり担当ではなく推しだ!」という思いが強くなった。担当だろうが推しだろうが他人からしたら極めてどうでもいいことだろう。しかし、これは私の気持ちの問題なのだ。この微妙な感覚は理解し難いものだと思うし、誰かに理解を求めている訳でもない。ただ往生際が悪いので、神山くんへの“好き”を諦めたくなく、しかし担当なのかと聞かれると自分基準に則れば胸張ってそうですとは言えず、推しなんですと言いたいオタクの言い訳をつらつらと書いているのである。

 


降り先との出会いから落ちるまでについてのみ言及するのが私の理想とする担降りブログだったのだが、担当と推しの概念説明をする上でそれは困難だったのでこの様な形になってしまった。でも言いたい事の2割くらいは何とか言語化出来たので満足している。

 


総括すると、今後は岸優太くんを担当、神山智洋くんを推しとしてオタクをしていきたいと思います。気持ち悪くて長ったらしい宣言文を最後まで読んで下さったみなさん、ありがとうございました。